ありがとう浜風の家〜ファイナル 1.14~
ゆうき げんき くっつき 希望の木

浜風の家
阪神・淡路大震災の遺児・孤児・被災児のための心のケアを目的に
作家藤本義一さんらの呼びかけで
1999年に兵庫県芦屋市浜風町に設立。
社会福祉法人のぞみ会が運営する児童厚生施設。
兵庫県から無償提供されてきた土地が2018年3月で期限切れとなるため
2017年12月23日閉館。
(2018年1月17日)
2018年1月14日 ファイナルイベント「ありがとう浜風の家〜ファイナル1.14〜」
昨年の秋にのぞみ会の古賀理事からファイナルイベントの企画で
子供達の絵をたくさん集めて大きな一枚の絵を完成さたいのだけど出来るだろうか。
未来に向けて明るい楽しい作品を最後に作りたいと思うのだけど。と、連絡がありました。
準備期間は3ヶ月足らず。
アーティストの藤本芽子さん、美術家の宮島永太良さんと一緒に
理事から伝えられたイメージをどのように具現化しようかと考えました。
浜風の家のホールの壁一面に子供達の絵を貼り付けて行こうか、
それとも閉館の後は使用しないと聞いているので、
壁に直接子供達に描いてもらおうか、
でもそうなると、足場が必要になるので、子供達には危なくないか、
そもそも、子供って幾つの子供に描いてもらうのだろうと、、、
そして、以前お仕事をさせて頂いた
ニチレイマグネット株式会社さんにご協力いただき、
提供していただだいたマグネットシートに子供達が絵を描き、
特別に作ってただいた幅3.6メートル×高さ2.7メートルのボードに
貼り付けるという方法で決定したのでした。
浜風の家と一緒に育ってきた中庭にあるクスノキ(希望の木)を描き、
そこへ子供達の絵をくっつけて、
季節は12月、クリスマスツリーみたいで良いのじゃないかと。
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ーありがとう浜風の家ー
磁石の葉っぱで未来を描こう。
100人の子供たちが描く
ゆうき、げんき、くっつき、希望の木
浜風の家のクスノキ「 希望の木」 に磁石で描いたいろいろなもの実らせよう!
たくさんの善意が集まって浜風の家は出来ました。
22年間浜風の家に集まる子供たちをずっと見守ってきたクスノキ
「希望の木」ともお別れになります。
22年前の感謝と22年間の思い出と、
そしてこれからの神戸、淡路、芦屋の素晴らしい未来へ思いをこめて、
みんなでくっつき、新しい希望の木を描きましょう。
2017年12月16日
この日、浜風の家の同窓会に来られていた方々にもメッセージを書いて頂きました。
こちらのお二人には下絵を手伝ってもらって。



2017年12月23日
たくさんの子供たちが集まって絵を描いてくれました。
肝心のイベント当日、一枚も写真を写してなかった、、、
2018年1月12日~13日
後日に届いた絵を追加しつつ除幕式に向けて最後の仕上げ。

※この写真に限らずですけど、
どの写真もイベントが終わってから僕が撮っているので
なんだか閑散としていますけど、
たくさんの方々で写真が撮れなかったのであります。
当日の模様はニュース映像や新聞社のサイトで記事が読めるようなので、
そちらでご覧ください。
2018年1月14日


下絵に描いたクスノキが見えなくなるくらいの
100枚以上のたくさんの絵、そして浜風の家へのメッセージ。
マグネット付き葉っぱは藤本芽子さん作。
1000枚を一人で作られました。すごい。

毎回東京から来て頂いた宮島さんは
大きな作品やアクリル絵の具を使いなれているので手際よく描かれます。
ニチレイマグネット株式会社の皆さまマグネットシートやボードだけでなく、
展示や設置、そのほかの様々な準備までご協力いただきありがとうございました。
社会福祉法人のぞみ会の皆さま
このような素晴らしいイベントに参加せていただき、
本当にありがとうございました。
そして、浜風の家。
ありがとう。

100人の子供たちが描いたこちらの作品は
1月17日〜31日の間、芦屋市役所北館玄関に展示致しました。
1月31日、芦屋市役所にに展示していた
100人の子供たちが描いた作品を搬出。
そのあと浜風の家で理事の方々にご挨拶して、
昨年秋から続いた、このプロジェクトも終了。

、、、。
一旦終了。

追記
浜風の家と一緒に子供達を見守ってきたクスノキ、希望の木。
藤本義一さんの故郷、堺市に移植するという事になり、
10日に掘り起こして、翌日11日には新しい場所に植えてもらえるのだそうで。
良かったね〜。

関係者の方から送ってもらった画像では、
随分とスッキリした希望の木の写真ですが、
堺市では思う存分葉っぱをつけて、
安心してどんどん成長してください。
そして、浜家の事をずっと伝え続けてください。
(2018年5月10日)
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