夏休みの宿題 2011 | ||||||||
2011年の夏、ニュースを見ていたらプレシオサウルスは胎生であると。 赤ちゃんを産んでいたのだと。 そういう化石があるんだと。 僕が子供の頃はプレシオサウルスのような首長竜や ティラノサウルスみたいな恐竜はとても爬虫類で、、、 なんというか、 あらくれて、やさぐれて、言う事聞かない感じの、 そういう方々な印象でしたが、 最近ではティラノサウルスの子供には羽毛があったとか、 体の色も明るかったとか模様があったとか、 そして、親は子供のそばにいて危険な事から守ったり教育していたのだろうと。 今も昔も、ずっと昔もそういうのは変わらないんだなぁ。 て、事で。 三畳紀後半(頃)の設定でプレシオサウルス親子とその仲間達を作りました。 |
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![]() ”not ”lost world 幅14センチ×高さ20センチ×奥行5センチ 造形用粘土・木・紙など/アクリル絵の具で彩色 プレシオサウルス 幅5センチ×高さ4センチ×長さ28センチ 造形用粘土・木・紙など/アクリル絵の具で彩色 |
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34年前の夏にもプレシオサウルスがニュースになっていた。 ニュージーランド沖で日本のトロール船に首長竜の死骸がひっかかったという事で。 腐敗がひどく衛生上の理由でそのまま海中に戻したものの その時船員の方が撮影した4枚のカラー写真と、 骨格や計測値が書かれたスケッチ、 そしてわずかな鰭の角質。 それらが「ニューネッシー」の見出しで 新聞やテレビのニュースで大きく報道されました。 10歳の僕は普段は新聞なんてテレビ欄と その裏の4コマ漫画しか見てなかったけど、 その日一面に掲載されたこのニューネッシーの写真と記事を それこそ食い入るように読んだ記憶がある。 まあ、実際には漢字が読めず、記事の内容は ほとんど理解出来てないのだけども。 その後、ニューネッシーは調査が進むにつれ、 ウバザメの死骸という方向に傾いていき、 結局、その方向に傾いたまま 落ち着いてしまってるみたいではあります。 なので、結論は出ていないようで。 もし、今、同じような事がおこったら、 あの時みたいに、 昭和52年の夏のような騒ぎになるのだろうかな。 今の世の中にその寛容さはあるんだろうかな。 1933年にネス湖ではプレシオサウルスに似た生物の写真が撮られた。 一ヶ月後にはこの生物を運ぶ為のカゴが作られたらしい。 翌年には湖面から長い首を持ち上げた首長竜が撮影され、 そして60年後にねつ造とされるまで象徴的な写真になった。 70年代末まではネッシーは確かにいたと思う。 そう思う。 それがネス湖だったかはわからないけど、、、 時代の寛容さとか世の中のゆとりとか人々の素直さとか 心の中にいるっていうと、なんだそりゃだけども ネッシーの正体はそれなんじゃないのだろうか。 あの頃。 ネッシーはいたんだろうなぁ。と、思う。 そして、 今でもネッシーはいるんだと言える大人がいても良いと思ってる。 そんな大人に憧れる。 それで良いのじゃないかなあ。 と、思う。 それが良いのじゃないかなあ。 と。 ”not ”lost world 2011年、夏 右近こうじ |
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